美肌菌が素肌のうるおいを守る!?話題の菌とピンチ肌

女性の肌トラブルイメージ
乾燥肌

みなさんは「美肌菌」って聞いたことはありますか?人にまつわる菌といったら、腸内細菌や手のひらにくっついて病気を媒介する、いわゆる「バイ菌」のたぐいを思い浮かべる方が多いのではないかと思います。実は私もそうでした。

美肌菌と聞いて、「お腹の調子を整えることでお肌の調子に関係する、二次的効果がある腸内細菌のことかしら」と思いました。でも、全然違ったのです。美肌菌は、その名のごとく「美肌にするための菌」でした。これはかなり衝撃的ですよね。

では美肌菌ってどんな菌なのでしょうか。気になる「美肌菌」について詳しく調べてみました。その結果、年齢を重ねた素肌やピンチ肌にも、美肌菌は大いに役立つということがわかったんです。

美肌菌ってどんな菌なの?

疑問に思う女性
それでは、美肌菌ってどんな菌なのでしょうか。気になるその正体について詳しく調べてみました。

人の皮膚にはたくさんの細菌が棲みついている

人の皮膚には、実にたくさんの細菌が棲みついています。そんな皮膚にべっとり触れるスマホの画面は、トイレの便座よりもはるかに多い細菌の住処になっているという話を聞いたことはありませんか?

インフルエンザやノロウイルス胃腸炎などが手から手へと媒介されることからもわかるように、皮膚は細菌やウイルスにとってとても心地よい居場所になっているようです。かなりショックな事実ですよね。

インフルエンザやノロウイルスは流行性のウイルスですが、病気の時ではなくても、いつでも皮膚に棲んでいる菌を「皮膚常在菌」と呼んでいます。美肌菌は、こうした皮膚常在菌の中の一種で、いつでも誰の素肌にも存在するポピュラーな細菌です。

顔の皮膚には、だいたい5種類から7種類ほどの常在菌がいると言われています。種類は少なめですが、その数は1000万~10億といわれているそうです。

皮膚の常在菌の中には、黄色ブドウ球菌もいます。みなさんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。鼻の中や化膿した傷口などに広く存在し、健康な人でも3割近くが保菌していると言われています。黄色ブドウ球菌は食中毒の原因菌になる恐ろしい細菌です。

また、アクネ菌もおなじみですよね。アクネ菌はほとんどの人に存在し、特に顔や背中に多くいると言われています。なんと1平方センチメートルあたり、100万近くもの菌がいることがあるそうですよ。アクネ菌はニキビを引き起こす、困った菌のひとつです。しかし健康な人の身体の表面では、皮膚表面を弱酸性に保つなど、実は人にとって意外と役立つ一面ももっているんです。

その中で、美肌菌と呼ばれているのは「表皮ブドウ球菌」という細菌です。表皮ブドウ球菌とは、いったいどんな菌なのでしょうか。

なぜ美肌菌は肌をキレイにすることができるの?

ではなぜ、美肌菌は肌をキレイにする力があると言われているのでしょうか。美肌菌と呼ばれている表皮ブドウ球菌は、どんな菌なのかを詳しく見ていきましょう。

表皮ブドウ球菌はエピテルミディスとも呼ばれています。健康な人の素肌にいると、なんとグリセリンを分泌するという働きを持っているのです。

グリセリンは化粧水などを自作したことがある方にはおなじみの、古くから使用されてきた保湿成分のひとつ。実は人の肌は、常在菌の表皮ブドウ球菌によって、グリセリンが分泌されている状態にあるのです。

しかも美肌菌が棲んでいるのは、肌の表面、角質層の表側だけではありません。角質層の内側、レンガ状になっている角質のすき間にも、美肌菌たちは棲みついているのです。

角質のすき間には、細胞間脂質と呼ばれるセラミドや、天然保湿因子NMFなどが存在して、表皮の水分蒸発を防いでいます。でも、実はその他に美肌菌も存在し、保湿成分グリセリンなどを分泌していたのです。

グリセリンのような保湿成分は、肌表面に塗っても多くの化粧品の場合角質層の最も奥、表皮の近くまでは浸透が難しいと言われています。しかし、美肌菌はそんな角質層の奥にも存在し、グリセリンを分泌してくれる、とてもありがたい存在なのです。

美肌菌は誰の肌にも存在するの?

美肌菌は多くの人の素肌に存在しますが、その数は人によって大きく異なります。一般的な女性の素肌には、1平方センチメートルあたり数百から数千の美肌菌が存在するという研究結果が出ています。

調査の上では、美肌菌があまりいない人の素肌は乾燥気味で、美肌菌が多ければ多いほど、素肌がうるおっている可能性が高いようです。

NHKの人気番組、美と若さの新常識で調べたところ、美容家のIKKOさんの素肌には、なんと36000個もの美肌菌が存在したそうです。やはり常に美容に気を遣い、最新の美肌ケアを行っているIKKOさんの素肌には、美肌菌もたくさん棲みついているんですね。

保水パワーを持つ美肌菌でお肌をうるおすなまけ美活

横になる女性

ピンチ肌を抱えた40代女性にとって、勝手に素肌に存在し、勝手に保湿成分を分泌してくれる美肌菌は、本当にありがたい存在です。

でも、美肌菌はとても気難しい菌。他人のものを自分の素肌に持ってきても、うまく機能してくれないんだそうです。そこで、自分の素肌にもともといる美肌菌をしっかり育てて増やす、「菌活」も、なまけ美活に取り入れてみましょう。

お腹の中には数多くの善玉菌・悪玉菌・日和見菌がいて、お花畑のような腸内フローラを形成しています。善玉菌を増やしてそれぞれの菌の存在バランスが整ってくると、お腹の調子も整います。

素肌にもたくさんの菌が存在し、素肌フローラとも呼ぶべき細菌のお花畑を形成しているんです。そこで、善玉菌である美肌菌を増やし、素肌の菌バランスを整えて保水力をアップしていきましょう。

美肌菌を減らさず、増やすためのコツについて、それぞれご紹介していきます。

夜はメイクをしっかりと落とし、優しく洗顔

洗顔する女性イメージ

基本は洗顔です。特にメイクが肌に乗っている夜の洗顔は重要!夜帰ったら、その日の汚れをしっかり落としてくださいね。

まずはメイクをこすらずスッキリ

まずはメイクをシワやキメの内側に入り込んだものまでメイク落としでオフします。メイクには油分などがたくさん含まれているので、肌に負担がかかります。また日焼け止めなども落としにくいですよね。

でもメイク落としで肌をゴシゴシ刺激してはいけません。ゴシゴシ洗いは肌のくすみやシワ、たるみなどの原因になります。メイク落としはコットンなどに含ませるなどして軽くパックし、それからこすらないようにメイクを肌から浮かせて落とします。

優しくやわらかにぬるま湯で洗顔&洗い流し

汚れ全体を洗顔でしっかりオフしましょう。泡で包み込むようにして汚れを浮かせ、手のひらや指で直接ゴシゴシこすらないようにキレイに洗い流します。

顔を洗う水の温度は35度までがベストと言われています。それ以上に高い温度だと、皮脂や皮膚の常在菌まで洗い流されてしまい、肌荒れの原因になるからです。

髪の毛の生え際や眉間と眉の間、もみあげや顎の下の部分などは特に洗い忘れや流し忘れが多いので注意が必要です。

唇は縦方向に洗うことが鉄則!横にこすっても唇の縦じわに入り込んでしまった口紅やリップは落とせませんし、横にこすることで唇の皮がむけてしまいます。

唇の縦じわにそってメイク落としでオフし、洗顔の時も縦方向に円を描くようにして優しく洗い流すようにしてくださいね。

メイクはメイク落としでこすらないようにしっかりオフ、洗顔は髪の生え際やシワの間まで、顔も流し忘れしやすいところは念入りにきれいに洗って流しましょう。

スキンケア商品は素肌に優しいものをセレクト

ここでワンポイント

スキンケア商品は、できるだけ素肌に優しいものをセレクトしましょう。メイク落とし・洗顔料ともに、お肌に強い刺激を与えるものは、美肌菌にもダメージを与えてしまいます。

肌に優しいスキンケアでできるだけうるおいアップ

肌に優しいメイク落としや洗顔料を使って顔を洗ったら、できるだけ早めに化粧水で逃げてゆくうるおいを補給します。さらにクリームで水分にフタをして、素肌に栄養を与えます。

この時に顔をゴシゴシこするようにスキンケアをすると、肌に強い刺激を与えることになってしまいます。

やはり摩擦はできるだけ避けるようにし、押し込むように化粧水を入れていきましょう。唇は忘れやすいのですが、きちんと化粧水やクリームで保湿をしてくださいね。シワと同じ縦方向に指を優しく動かします。

寝る前に軽い運動をしましょう!
ちょっと意外なのですが、寝る前に軽くストレッチや筋トレなどをして、少しだけ汗をかくことが美肌菌の育成にはおすすめです。

 

睡眠を妨げない程度のゆるめ運動を

普通寝る前には、運動を避けるべきと言われています。ボクササイズやジョギングのように激しい運動をしてしまうと、交感神経が刺激されます。その結果、汗はかけますが、興奮して寝付くことができないという事態に陥ってしまいます。

それでは本末転倒ですよね。質の良い睡眠は美肌の基本です。美肌菌をたくさん育てるためにも、夜はしっかりぐっすり眠った方が良いのです。

そこで、寝る前には、交感神経をなるべく刺激しない軽いストレッチや筋トレ、ヨガなどで軽く額が汗っぽくなったかな?というくらいに身体を動かしましょう。

背中や脇まで汗びっしょりになってしまうと、これまた気持ちが悪くて寝る気になれなくなってしまいますよね。背中など身体に汗をかきやすい方は、温タオルで拭いた後に保湿を行うなど、気持ちよく眠れるようにケアをしておきましょう。

美肌菌と汗の関係

ではなぜ美肌菌を育てるのに、汗が重要なのでしょうか。軽く運動をすると、ダラダラと汗をかかなくても額や鼻など顔のあちこちがうっすら汗ばみます。さらに皮脂腺も刺激されて、皮脂も分泌されます。

実は、この汗や皮脂が、美肌菌のエサになるのです。角質層の上や隙間に潜んでいる美肌菌は、汗や皮脂をエサにして増えていきます。

最近の研究で、睡眠不足の状態が腸内細菌の悪玉菌と善玉菌のバランスを崩し、腸内環境の悪化につながることが分かってきたそうです。

まだ研究結果が出ているわけではありませんが、皮膚の上の細菌フローラも、睡眠時間と関係しているかもしれません。

しっかりと睡眠をとることは肌のターンオーバーを促す成長ホルモンの分泌をうながします。夜は少し運動、しっかり睡眠で、美肌菌を増やしましょう。

朝から美肌菌を育てる

育てる

さて、夜はぐっすり眠ると、朝の目覚めも良いですよね。夜たっぷり寝て、朝きちんと朝日を浴びることで、幸せホルモン・セロトニンの分泌につながり、朝日を浴びることやセロトニンの分泌が夜ぐっすり眠るためのメラトニンの分泌にもつながります。さらに、朝さっぱりと顔を洗うことも、美肌菌育てのポイントになります。

朝起きた時の顔には、当然眠っているうちに増えた美肌菌がたくさん存在しています。
しかし朝起きたお肌は皮脂とスキンケアで使ったクリーム、ほこりなどが織り交ざっていることで、キレイな状態ではありません。
朝も洗顔料を使ってしっかりと洗い流すようにしましょう。

たまに乳清のパック(週2日、5~10分程度)

ヨーグルトに透明の液体が出てくることがあると思いますが、ホエイ液と呼ばれています。

ホエイ液だけを取り出して、市販のフェイスマスク・パック用ドライコットンにたっぷり含ませ、顔に5分から10分程度乗せてパックをします。まずはヨーグルトを直接肌の上に少量乗せ、パッチテストをしてから赤味などが出ないか確認しましょう。このパックは週2日程度で大丈夫です。

このホエイ液には、乳酸菌の副産物が豊富に含まれ、美肌菌を増やすためにも役立ってくれると考えられているのです。

週2日程度で良いので、ビフィズスを含むヨーグルトの乳清でパックをします。そのあとは軽く水で洗い流して終了です。

美肌菌を増やして菌活からなまけ美活をスタートしましょう

えいえいおー

美肌菌は、最近話題となってきています。でも自分自身の美肌菌を化学的に培養するには、何十万円もかかるそうです。でも、なまけ美活でおすすめの方法なら、すぐにでもスタートできますよ。ステキな美肌を目指して、みなさんも肌を内側からうるおす美肌菌を増やしてみませんか。

なま けいこ

「キレイになりたいけど、めんどくさいことは嫌!」 常にお得な美容情報を探している大人女子。

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