手の甲のしわを今すぐ改善!原因とハンドクリームの正しい選び方
公開日: 更新日:

女性にとって、顔のしわやたるみはとっても気になるもの。
でも、顔のしわよりも年齢が出やすいのは、手の甲のしわですよね!
手の甲のしわは、座って話すときに必ず見えてしまうので気になりますよね。
なぜ手にはしわができやすいのでしょうか?
そして原因と改善策、そして正しいハンドクリームの選び方をお伝えします。
「これ以上手の甲で年齢肌を感じたくない!」という方にぴったりです!
目次
実は顔より見られている!?手のしわ
人前でどうしても見られやすく、ネイルやリングなどオシャレも多い手は、それだけ目につきやすいパーツでもあります。
そして顔と同じくらい感情表現をする場所なので、人前で隠すこともできません。
メイクで隠せない分「すっぴん」が出ちゃう
顔はコンシーラーなどのメイクである程度補正がききます。
今は年齢肌を若く見せる効果があるファンデーションなどもありますし、若く見せることができるメイク術も手広くあります。
BBクリームやファンデーションなどである程度年齢を隠すことができる顔と違って、手の甲はなかなか隠せません。
メイクで隠せない手は、年齢がでてしまう最も重要な部位だと言ってもいいでしょう。
手の甲のしわっていつ頃からでき始めるのか
手のしわって、いつ頃からでき始めるものなのでしょうか?
人にもよりますが、平均で40代に入った頃から「あれ?私の手ってこんな感じじゃなかったよね?」と焦り始める人が出てくるようです。
それまではするっとしたイメージ、指もほっそりと細く、関節にもそんなにしわはよっていなかった自慢の手。
細い骨が浮き、なめらかに動くたびに男性の目をとりこにしていた頃もあったでしょう。
それなのに、いつの間にか血管やシワがハッキリ目に見えるようになって、手を広げると手の甲は指の付け根のグリグリ周りにしわが浮き出すようになってきます。
まずはケアを始める前に、自分の手の甲をじっくりとながめてみましょう。
そこで、この機会に手の甲を上に向け、指を上にそろえてじっくり見つめてみましょう。これまで気付かなかったしわを発見するかもしれません。
さらに気を付けの姿勢をとり、しばらく手を下に向けてから、手の甲を見てみましょう。血管が驚くほど浮き上がっていることがあるのではないでしょうか。
現状を知ることが美活の始まりです。
なぜ手の甲にはシワができてしまうの?手の甲にシワができる原因
では、なぜ手の甲にはしわができやすいのでしょうか?
なぜ手の甲の老化が早く、目につきやすいのかを見ていきましょう。
他の場所と比べて皮膚・皮下脂肪が薄くバリア機能も弱い
身体の中で一番センシティブと思われているのはおそらく顔の皮膚でしょう。
表皮にいたっては0.1~0.3mm程度、真皮を含めても1~3mm程度しかありません。
といっても場所によって厚さが変わるのですが、目の周りはそれよりももっと薄いと言われています。
実は手の甲の皮膚は、顔の皮膚よりもさらに薄いのです。
本来なら目の周りと同じくらい繊細に扱わなければいけないはずなのに、手は仕事に欠かせない場所。
そんなに気を遣っていない方が多いのではないでしょうか。
また皮下脂肪もとても少ない場所です。
手をギュッと握ると手の甲の肉や皮膚は摘まめなくなりますね。
これはだいたい体脂肪率5%と同じ状態だそうで、手を開いても皮膚くらいしか摘まめません。
この状態で体脂肪率10%の肉体と同じ状態と言われています。
紫外線の影響を常に受ける
手の甲は顔と同じように、衣服などで常に隠されている場所ではありません。
一年中、紫外線に晒されているので、日焼け止めクリームを塗っておかなければ当然日焼けしてしまいます。
こうした「毎日の何気ない紫外線」を生活紫外線UV-Aと呼んでいます。
そのUV-Aが素肌のハリやうるおいを保つ、真皮の中のコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどと、そのもとになる線維芽細胞に対してダメージを与えるのです。
手の皮膚はそれでなくても薄く、バリア機能が弱い状態です。
それなのに日常的にUV-Aでダメージを受けるため、皮膚のターンオーバーもうまくいかなくなり、余計に薄くなって傷みやすくなるのです。
思い返してみてください。「顔だけは塗っておこう!手は今日はいいや…。」という経験はありませんか?
紫外線をもろに受け続けた手は、シワができやすくなったり、血管が浮き上がりやすくなってしまいます。
しょっちゅう水や洗剤に触れる
日本人は清潔好き。
外から帰ったとき、食事前、トイレの後などしょっちゅう手を洗います。
また、日本人は外国に比べて食洗機を使う家庭が少なく、洗剤に触れる機会が多いのです。
手はしょっちゅう水と洗剤にさらされます。
洗剤の多くには刺激の強い成分が配合されていることがあるため、薄い手の甲のバリア機能をはぎ取ってしまうのです。
また手が濡れたまま、きちんとふき取らずにいると水分と一緒に肌のうるおいも失われ、乾燥状態がひどくなってしまいます。
顔の素肌とターンオーバーのタイミングが違う
人間の身体の皮膚はひとつながりになっています。
体重の約8%にもなり、もっとも大きな臓器と呼ばれることもあります。
ひとつながりではあるのですが、場所によって厚さや強さも違いますし、実はターンオーバーのタイミングも違うのです。
顔の皮膚は20代なら約1ヶ月、40代なら55日近くかかると言われています。
しかし手の甲の皮膚は、顔の皮膚よりも遅いタイミングでしか行われません。
実は「顔よりも手の皮膚は10年老化が早い」と言われているのですが、その理由もここにあるのです。
外出時はできるだけアームカバーやUVクリームで手の甲を保護しましょう。車の運転をよくする人は、みるみるうちに干からびた大地のように乾燥し、シワっぽくなってきてしまいます。
手肌の老化、しわの最大の原因は、紫外線によるダメージといえます。常にピンチ肌を日にさらして歩いている状態なのです。
今日から増やさない!手のピンチ肌のなまけ美活
それでは、どうすれば手のしわを増やさずに済むのでしょうか?
手のシワを増やさず、「キレイな手」でいるための正しい方法をご紹介します。
一番重要な紫外線対策を徹底しよう
手の年齢肌の最大の原因は、紫外線だといわれています。
そのため、紫外線対策が一番手の甲を守るために大切なケアなんです。
洗濯物を干す時やお散歩に行くとき、スポーツや車の運転をするときなど、お出かけの際は特にUVクリームを適量、塗っておきましょう。
ボディークリームタイプのUVクリームを買っておき、朝の水仕事が終わったら手の甲に塗りましょう。
UVケアは出かける30分前までに塗ることが大切です。
年齢肌の原因となるUV-Aを防ぐのは、PA値が高いUVクリームを使うのがオススメです。
PA値は+の多さで表現されます。現在はPA++++まであるので、選ぶときに見てみましょう。
また「クリームを塗るのが面倒…。」という方は、手の甲から袖口までをカバーするアームカバーを付けると良いでしょう!
これなら毎日こまめにクリームを塗る面倒がなくなります。
アームカバーを買う時は、UVカット効果が高いものを選びます。洗濯回数によって効果が薄れる場合もあるので、チェックして使用しましょう。
水を使う時のなまけ美活
普段手を洗う時や、掃除でぞうきんを使う時など、水を使う時は、必ず使った後にすぐ手を拭き、水気を残さないようにします。
コツはハンカチで拭くのではなく、とにかく吸水性の高いタオルハンカチで拭くことです。
ハンカチによってはあまり水分を吸ってはくれません。
石けんを使って手を洗う時はきれいに流し、石けんの成分が素肌に残らないようにしましょう。
またこすりすぎると手荒れの原因になります。
手を洗った後に使うアルコールが置いてある場合もありますが、アルコールが肌に触れるとアレルギーを発症する人も少なくありません。
アルコールを肌につけた後に赤くなる、かゆいように感じる場合は、皮膚科で調べてもらうといいですね。
寒い季節になるとお湯を使うと思いますが、できるだけぬるま湯がベスト!
熱すぎるお湯で洗うとそれだけで肌荒れの原因になってしまいます。
手を洗ったあとのケアとしては、ハンドクリームで手の水分を逃がさないようにすることが大事です。
庭仕事のときのなまけ美活
庭仕事……ガーデニングや草むしり、野菜作りなど、土いじりや草に触れる時にはかならず手袋をしましょう。
庭仕事は外で行うことが多く、気付かないうちにかなりの紫外線を手の甲で受けてしまっている可能性があります。
また土や草などは刺激が強く、皮膚についたままにしておくと肌荒れの原因になりかねません。
細かなトゲや毛が生えた植物はなおさらです。
庭仕事の時は、あとのお手入れを簡単にするためにも、ガーデニング用の手袋をして行うようにしましょう。
寝るときはナイトグローブをつけて就寝する
ナイトグローブという言葉は聞いたことありますでしょうか?
寝るときにつける手袋のようなものですが、ただハンドクリームを塗って寝るよりもナイトグローブをつけて寝た方が効果があるといわれています。
簡単で効果が高いナイトグローブは、冬場手荒れがひどく、手湿疹になってしまうこともある人にとって非常に効果を発揮するでしょう。
ナイトグローブをつけて寝ることで、ハンドクリームの効果を最大化していきましょう。
ハンドクリームを制する者は手の甲を制する
ハンドクリームは手を乾燥から守るために非常に有効な手段の1つです。
皆さん、ハンドクリームはどのような基準で選んでいるでしょうか?
最近のハンドクリームは種類が多くて、どれを選んだらいいのかまったく検討もつかないですよね…。
自分に合っているハンドクリームを選ぶには手の状態に合わせて選ぶことが重要です。
では、手の状態に合わせた選び方をご紹介いたします。
ビタミン系のハンドクリーム
ビタミン系のハンドクリームとは、ビタミンCやビタミンEがクリームの中に配合されたもののことを指します。
血流が悪い人にとってオススメで、血行を改善する効果があり冷え性の人はぜひ検討してみたいハンドクリームです。
そして、ビタミンCやビタミンEには女性なら誰でも嬉しい美白効果があるといわれており、手荒れを起こしている人にももってこい!
試したことがない方は一度使用感を試してみてほしいです。
ヒアルロン酸配合のハンドクリーム
自分の手がいつも乾燥しているという方にオススメのクリームはヒアルロン酸配合の保湿クリームです。
保湿に特化しており、手全体に水分と油分をバランスよく補給してくれ、乾燥しづらい状態をサポートしてくれます。
ヒアルロン酸以外にも、セラミドが配合されているハンドクリームも同等の効果が得られると思って大丈夫です。
ちなみにまんべんなく塗らないと効果が半減してしまうので注意が必要です。
尿素系ハンドクリーム
尿素ってなんだ!?
という人のために、尿素とは角質を柔らかくしてくれる効果がある成分です。
最近指先が切れてしまったり、手の皮が硬いなと感じる方は一度試してみてほしいタイプのハンドクリームです。
手だけではなく、ひざや足のかかとなどにも使え、余分な角質を取ることもできますので、一石二鳥ですね。
ただ、使いすぎると肌が痛めてしまうことがあるので、説明書をしっかりと読んでから使いましょう。
ハンドクリームの他にも、ワセリンを塗るという方もいます。
ワセリンはハンドクリームではないですが、ハンドクリームの代わりにしようされることも多々あります。
皮膚を保護するために使われるワセリンが家に置いてあったら、実際に使ってみて効果をみてもいいかもしれません。
ハンドクリームを上手に使う
ピンチ肌の手の甲にこれ以上年齢を重ねたくない!でも高い化粧品を買うのも、毎日面倒なお手入れをするのもイヤ、という方に、それでもできちゃう毎日クリームケアをご紹介します。
1、手を洗ったあと、ナイトグローブを付ける前に、手の水分をきれいにとる
2、まず化粧水を手で温めながら手肌によくなじませる
3、ハンドクリームを手で温めながら手肌によくなじませる
4、寝る前ならナイトグローブをつける
5、寝る前じゃなくても、年齢肌や手荒れが気になる時は通気性のいいコットン手袋をつけておく
これだけです。
化粧水とハンドクリームは、別にお高いものを買う必要はありません。
紫外線ケアのために毎日UVクリームを塗るようにしたり、外に出る時は必ずアームカバーを付けるようにすると、これまで他のパーツより色黒が目立って気になっていた方も、少しずつ色が白くなってきますよ!
ただ、肌が荒れやすい場所でもあるため、できるだけ肌に優しいものを選びましょう。お値段がお手ごろな化粧水&ハンドクリームで充分です。
化粧水とハンドクリームは、指先、指と指の間、手のひらの関節部分のしわのなかなども忘れずに擦りこんでくださいね。
毎日の習慣化こそ手の甲をキレイに保つ秘訣
手は顔の10年先を行っています。
いずれ放置しておけば、ギョッとするほど年齢を感じさせる手の甲になってしまうかもしれません。
それを防ぐために、UV対策と手のスキンケアをしっかりと行うことが重要です!
毎日紫外線から身を守るためにUVクリームを塗るのが面倒なら、アームカバーで守りましょう。
また手を洗ったら必ずタオルでしっかり水気をふき取ります。
乾燥が気になる時、そして夜寝る時は、寝ながらの「ながら美活」で、化粧水+ハンドクリーム+ナイトグローブケアをしてみてください。
手の甲のハリが変わってくるでしょう!